ヤマト運輸vs総務省 信書規制緩和ならずクロネメール便廃止!クリックポストって何!?

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黒猫

1月22日、ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社は「クロネコメール便」のサービス廃止を発表しました。

厚さ1cmまでで82円、厚さ2cmまでで164円。

到着には少々の時間がかかりますが、安価かつ追跡サービスがあるため、非常に重宝していたのですが…。なぜ廃止になってしまったのでしょうか!?

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●クロネコメール便廃止の理由とは!?

「信書」という言葉を聞いたことがあると思います。

信書とは、『特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書』のことです。

要するに、 手紙を代表とする文章が書かれた書類 …なんですが、

信書に該当するものにはさまざまなものがあります。

例えば、書状(手紙)、請求書の類、会議招集通知の類、許可書の類、証明書の類、ダイレクトメール(文書自体に受取人が記載されているなど)など。

一方で信書に該当しないものとしては、書籍の類(新聞、雑誌、会誌、手帳、ポスター、作文、研究論文、卒業論文、裁判記録、図面など)、カタログ、小切手の類、プリペイドカードの類、乗車券の類、クレジットカードの類、ダイレクトメール(街頭や店頭における配布、新聞折り込みを前提として作成されたチラシ、リーフレット、パンフレットのようなもの)などがあります。

この「信書」ですが、総務大臣の許可を受けた信書便事業者以外の事業者が送達してはならないと郵便法に規定されており、これを破った場合は、

 送達した事業者および荷主が罰せられます。 

要するに、日本郵便以外の方法(クロネコメール便など)で手紙を送ったら、手紙を書いた人(荷主)も、送った人(ヤマト運輸)も、法律で罰せられるのです。

※法令や信書のガイドライン等、詳細は総務省の「信書の送達についてのお願い」をご確認ください。

さて、前時代的な郵便法に関しては賛否両論ですが…それは置いといて、信書はメール便や宅配便等で送ってはいけないというのは、一般常識です。

ですが、「信書」の定義が若干曖昧な部分もあり、総務省に問い合わせてもすぐに答えられない…という事例も増えてきています。

例えば、応募者が企業に送った「履歴書」は差出人の意思を表示しているため「信書」に当たります。

 メール便で送付できません 

企業が応募者にその履歴書を返送する場合は、意思の表示も事実の通知も終わっている文書のため、「信書」にはあたらないと定義されています。

 メール便で送付できます 

この違い、凄く微妙ですよね。また、こんな例もあります。

合格証書は受験者が受け取る時は「信書」→ メール便で送付できません 

その受験者が家族などに送付する場合は「非信書」→ メール便で送付できます 

なんだかわかるようなわからないような…?(´・ω・`)

ヤマト運輸は郵便法を根拠に、日本郵便が「信書」の送達を独占していることについて、異議を申し立て続けてきました。また、信書定義の撤廃や、それがだめならせめて信書の定義の明確化をすることなどを訴えています。

 ご存知の通り、それらは一切受け入れられていません。 

なお、総務省が公表した郵便法違反事例件数は、2006年~2010年度で79件が警察による事情聴取があり、うち3件は書類送検されました。ヤマト運輸における郵便法違反発生件数は2009~2013年度で8件発生しています。

ヤマト運輸では、信書規制の改革が進まない現状で、法律違反の認識がない顧客が罪に問われるリスクを放置することはできないとし、2015年3月31日の受け付け分をもって、「クロネコメール便」の廃止に踏み切った訳です。

(参考:
ヤマト運輸 1月22日 プレスリリース

(参考:東洋経済ONLINE 2013年12月13日
ヤマト運輸が「信書」問題で方針大転換

●代替サービスは!?

「クロネコメール便」が廃止になる一方で、気になるのが代わりとなるサービスです。

ヤマト運輸では「クロネコメール便」の代替サービスや新たなサービスを拡充すると発表しています。

<新サービスの概要>

①小さな荷物を専用BOXで。

 リーズナブルな運賃で送れる安心で手軽な新しい宅急便サービス

・宅急便60サイズよりも小さい専用BOXと専用薄型BOXの2つの専用パッケージ

・対面手渡しサービス

・宅急便の基本サービスあり

(荷物追跡・時間帯お届けサービス・再配達・配達完了報告など)

・すべての送り主が対象

・内容物(例)
…衣類・化粧品など専用BOXに入る荷物

・配達方法…対面配達

・サービスレベル
…全国翌日配達(一部地域を除く)

・料金(税別)…地帯別運賃

※各種割引サービスにより専用BOX込で400円台から提供

②薄くて小さな荷物をポストに届ける宅急便品質の新しいサービス

・厚さ2.5㎝以内の小さな荷物を自宅ポストに届けるサービス

・ポストにお届け時に受取人に配達完了メールが届く

・法人…事前に内容物の種類の申出と発送の手続きが必要

・個人…ヤマト運輸と契約のあるフリマサイト利用時のみ

・内容物(例)
…CD・DVD・トレーディンカードなどの荷物

・配達方法…自宅ポストへの投函

・サービスレベル
…全国翌日配達 ※一部地域を除く

・料金(税別)…全国一律運賃

※顧客との相対契約、数量・大きさなどで見積もり、新サービス①より安価な料金

※なお、法人の顧客についてのみ、申込時に内容物の種類を確認できるカタログ、パンフレットなどの「非信書」に限定し、運賃体系を見直した「クロネコDM便」と名前を変えてサービスを継続します。

※「クロネコメール便」の廃止判断についての詳細や、新サービスの拡充についてはヤマト運輸よりご確認ください。

●クリックポストの実力は?

頼みの綱のメール便が廃止となり、代替サービスもまだ不明な状況で、つい最近知ったのは、日本郵便が2014年6月よりサービスを開始していた 「クリックポスト」 というものです。

あまり周知されていなかったのか、自分が知らなかっただけなのか、ヤフオクにあったリンクを見て初めて知りました。

クリックポストの特徴は、

  1. 全国一律164円
  2. 追跡サービスあり
  3. A4サイズ、厚さ3cm、重さ1kgまでOK
  4. 日曜・祝日配達あり
  5. ポストに投函可能
  6. 郵便受けに配達
  7. オンライン決済
  8. 宛先住所をオンライン入力

などがあげられます。

※なお、宛先はオンラインで入力しプリントアウトしたものを発送物に貼りつけます。二次元コードまたはバーコードが読み取れないと発送されず戻ってきてしまうので、汚さないよう注意が必要です。

※現金、信書、貴金属などは発送できません。

ちなみに、クリックポストを利用するには2つの条件があります。

  1. Yahoo!JAPAN IDを持つ必要がある
  2. Yahoo!ウォレット(クレカ払い)のみの取扱い

ヤフオク利用者ならこの2つの条件は軽くクリアできるのではないでしょうか。

さて、せっかく新しサービスを知ったので、ヤフオクで落札された本を発送するために利用してみましたが…これは非常に便利です!

A4サイズの封筒に入る、厚さ3cm以内で、重さ1kg以内…となると、本やCDなどが割と該当します。オンラインで決済できて宛先も打ち込めてしまう。プリントアウトしたものをハサミで切って封筒に貼るだけ…。いや、ホント楽ちんです♪

おかげで、ゆうメールの利用頻度が減りました!

ちなみに、初めて「クリックポスト」を利用した発送物を郵便局に持っていったら、職員の方も知りませんでした(笑)1人の人は「これは何?」状態で、別の人が「最近知ったわ、これ!」という(笑)職員にも周知されていないとは…田舎だからかな(^^;)

詳しくは、ヤフオク(クリックポスト紹介ページ)からご覧ください♪

いかがでしたでしょうか?

個人的には、ヤフオクの出品や落札その他で、日本郵便もクロネコメール便も、両方とも便利に使わせていただいています。

品物によっては、安価で追跡ができるクロネコメール便は重宝していました。

今回廃止ときいて、非常に残念ですが、廃止へ至る経緯を知ると、致し方ない措置だと思わざるを得ません。

そこで気になるのが、「2.5㎝以内の薄くて小さな荷物をポストへ届けるサービス」です。

ヤマト運輸と契約のあるフリマサイト利用時のみというのは…代表格としてヤフオクがあげられます…よね?

いや、でも、ヤフオクってオークションサイトだから、フリマサイトとは違うか!?

新サービスの詳細や料金等は2015年3月中に発表されるとのことなので、続報があり次第、お知らせしたいと思いますo(_ _*)o

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