2015年4月1日「食品表示法」施行!機能性表示食品制度とは?

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野菜

2013年6月、食品表示に関する新たな法律として「食品表示法」が公布されました。

施行は公布から2年以内となっており、政府は2015年3月3日、施行日は4月1日にすると閣議決定しました。

では、この食品表示法とは一体何なのでしょうか?

また、新たな制度「機能性表示食品」と、にわかに注目を集めている「機能性野菜」について、ご紹介します。

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●食品表示法とは?

生鮮食品、加工食品、お菓子、飲料、調味料…etc.

消費者が食品の安全性を確かめる重要な情報源の一つとして、食品の多くに表示されている「食品表示」ですが、これは国ごとに表示に関する規制があります。

日本での食品表示に関する法律は、

・食品衛生法
・健康増進法
・JAS法

また、

・景品表示法
・計量法
・薬事法

などがあります。

この法律それぞれで表示内容を定めていることから、消費者にも、製造する事業者にも、非常にわかりにくい表示となっていることは否めません。

また、これら法律を管轄する省庁が異なるため、表示内容の整合性が取れていないなどの問題点もありました。

そこで、「食品衛生法」「健康増進法」「JAS法」の3つの法律をまとめた「食品表示法」が制定されることとなりました。

変更点としては、

・栄養成分表示(エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム)の義務化

・安全性に関わる違反表示を行った場合の罰則強化

などがあげられます。

なお、「食品衛生法」「健康増進法」「JAS法」「景品表示法」に関しては、2009年10月に発足した消費者庁に移管されています。

「食品表示法」が制定された背景には、食品表示に関して一元化できる消費者庁の存在も大きかったと伺われます。

●「機能性表示食品」制度とは?

食品表示には、現行の「食品衛生法」において、

・栄養機能食品
・特定保健用食品

があります。

栄養機能食品は、含まれているビタミンやミネラルなどの効果を表示をすることができ、主にサプリメントや、最近ではお菓子や飲料などもみられます。

特定保健用食品は、国が審査したもので、より具体的な健康効果を表示することができます。

さて、「食品表示法」の施行で注目を集めているのが、「栄養機能食品」「特定保健用食品」に次ぐ第3の制度である「機能性表示食品」です。

サプリメントや健康食品を購入する際に、商品にはっきりと「どのような効果があるのか」記載されておらずわかりにくい…という経験があるかと思います。

「機能性表示食品」制度は、体にどのように良い食品なのか、事業者の責任において論文や臨床試験などで科学的根拠を証明できれば、国の審査がなくても食品のパッケージ等に含有する機能性成分の健康効果が表示できる制度です。

加工食品、野菜・魚などの生鮮食品も対象です。

国の審査が必要ないことから、時間も費用もかかる「特定保健用食品(トクホ)」の取得に比べて簡単に申請することができるようになります。

今まで表示できなかった効果やあいまいな表現をわかりやすく表示することができ、トクホよりも取得が簡単となれば、ビジネスチャンスの拡大に期待が高まります。

一方で、国の審査がなく事業者の責任で表示がなされるため、消費者には不安な面があるのも事実です。

なお、事業者は「機能性表示」をする該当商品を、販売する60日前に申請する必要があります。制度開始は2015年4月1日からなので、早ければ6月には「機能性表示食品」が店頭に並ぶこととなります。

ちなみに、この「機能性表示食品」いわゆる第3の制度は、安倍政権が成長戦略の一環として創設を目指してきたものです。

<メリット>
・わかりやすい効果をパッケージに表示できる
・体の特定の部分についての効果を表示できる
・トクホに比べて簡単に申請ができる

<デメリット>
・成分と表示が正しいかをチェックする体制
・食の安全は保たれるのか

●機能性野菜って?

最近スーパーでも見られるようになってきた「機能性野菜」。要するに、従来の野菜を品種改良したり、育成過程で栄養素を付加したものです。

例えばこちらは、従来のトマトより1.5倍リコピンの含有量を増やしたカゴメの「高リコピントマト」です。

機能性野菜

機能性野菜2

パッケージには、表に「リコピン約1.5倍」、裏に「リコピン含有約1.5倍」「リコピンとは活性酸素を消去する赤い色素です」と記載がありますが、特にこれといった健康効果に関する記載はありません。

この商品が「機能性表示食品」制度に該当した場合、推測される表示としては、

・血糖値の上昇を抑える
・ダイエットをサポート
・肌の調子を整える

などが考えられるでしょう(あくまで推測です)。

なお、病気の治癒を暗示させたり、意図的な健康増強などをうたった文言は表示できません。

ちなみに、機能性表示が有望視される成分や食品としては以下のようなものがあります。

・静岡県浜松市のJAみっかび/特産品の「三ヶ日みかん」について、「β-クリプトキサンチン」が多く含まれるため、「骨の健康を保つ」という表示が予測されます。

・静岡県焼津市の村上農園/生産している「ブロッコリースーパースプラウト」について、「スルフォラファン」を高濃度に含むため、「肝臓や胃の健康に効果がある」とされることについて表示することが予測されます。

・鹿児島県鹿児島市のJAかごしま茶業/生産している「緑茶」について、「メチル化カテキン」を含んでいるため、「正常な免疫機能をサポートし、目や鼻の調子を整える」という表示が予測されます。

・はくばく/「β-グルカン」の豊富な「大麦製品」について、「食後の急激な血糖値の上昇抑制」などの表示が予測されます。


(参考:フジテレビ系 3月3日
(参考:日本農業新聞 3月3日
(参考:朝日新聞デジタル 3月3日

いかがでしたでしょうか?

機能性野菜については、遺伝子組み換え等における品種改良による栄養価の向上等、若干安全性に対する不安もなくはないですね。

とはいえ、サプリメントに抵抗がある人は、野菜を食べることで自分が必要とする栄養素を得られたら、それはそれでよいかもしれません。

また、機能性表示食品制度の申請が通り、商品に表示がされ始める6月以降になったら、スーパーの店頭ではさまざまな健康効果をうたったポップが続々と登場しそうです。

食べ物は毎日口にするものですから、少しでも効率よく必要な栄養素を摂りたいものですね♪

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